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国慶節の上海、外灘への旅
上海市50 view

国慶節の上海、外灘への旅

2025-10-012025-10-06
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十月一日、中華人民共和国の国慶節に上海へやってきました。この特別な日を、上海の人々がどのように祝うのか、実際に目で見てみたかったからです。
街にはあちこちに中国の旗が揺らめいていて熱気に包まれています。
昼過ぎにホテルにチェックインして、遅い昼食を済ませると、上海を代表する観光地、外灘に向かうことにしました。
地下鉄南京東路駅を出た瞬間、私は圧倒的な雰囲気に息を呑んだ。駅前の歩行者天国はすでに人の波で埋まっていて、赤い国旗を手にした人々の波が外灘方向へとゆっくりと進んでいます。
明らかに上海人ではなさそうな人たち、外国人、そして子どもたちは顔に国旗のペイントを施しています。至る所に掲げられた「国慶節快樂」の横断幕と中国の国旗が、この日が特別であることを告げています。
西洋風の歴史的建造物が並ぶ通りを歩くと、旧英国領事館をはじめとする様式建築が立ち並び、その重厚な石造りの外観が美しく輝いています。
外灘は元は黄浦江の土手という意味で、19世紀半ばまでのこの地域は、のどかな田園地帯だったらしい。
その後、19世紀後半から20世紀初頭にかけて、イギリス、フランスをはじめとする諸外国の租界が置かれ、銀行や商社のビルが建設されていった。当時は「東方のウォール街」とも呼ばれ、東アジア最大の金融センターとして発展しできました。
東洋と西洋が交錯する独特の文化が生まれ、こうした建物は、今では銀行や保険会社の本店として使用されています。
人混みに流されながら、黄浦江沿岸の歩道にたどり着くと、溢れかえる人、人、人。
人並みをかき分けて対岸の浦東新区を見ると、東方明珠塔や上海中心大厦などの摩天楼が青空に聳え立っています。
薄暮が超高層ビルのガラスに反射してきらめくよう様は、現代中国の発展を象徴する光景です。
溢れかえる人たちは、超高層ビル群が点灯するのを待っています。
午後7時前、群衆はさらに増えていきます。私は遊歩道の柵に手をかけ、浦東の超高層ビル群を見つめてその時を待っていた。やがて闇が訪れると、対岸のビルに照明が灯り始め、やがてネオンが輝きだしました。
黄浦江には観光船が往来し、ライトアップされた船体が水面にきらめく光の帯を描いている。
すると突然、群衆から歓声が上がった。午後7時、対岸のビル群をキャンバスにして、国慶節仕様の特別なライトアップがはじまった。人々の笑顔、子供たちの歓声、そして圧倒的な光のショー。
赤と黄色の光がダイナミックに変化し、国旗の模様を描き出すと、周囲からは拍手と歓声が沸き起こりました。
「我愛中国」の文字が浮かび上がった時には、多くの人々が携帯電話でその瞬間を収めようとしていた。国慶節を祝うにふさわしい華やかさに包まれます。
外灘は、中国人にとって、人生で一度は訪れたい場所の一つだと聞く。初めて聞く方言があちこちで飛び交っていることから、おそらく地方からやってきたのだと言うことがわかる。
親戚一同でやってきた人たち、大騒ぎの若者グループ、自撮りするカップル、国慶節は単なる祝日ではなく、国の発展を実感し、平和をかみしめ、国の歩みを祝い、次の発展を願う日なのだということを思い知るのでした。

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