上海市38 view上海のコリアンタウンを歩く
2025-07-012025-07-24
「上海に韓国街があるの?」そう疑問に思われる方も多いかもしれませんが、実は上海にもコリアンタウンが存在します。
場所は虹橋空港からタクシーで10分ほど、上海市中心からは30分ほどです。運転手に「龍柏」と言えば連れて行ってくれます。
地下鉄10号線龍柏新村駅を降りれば、徒歩10分ほどです。駅を降りると、徐々に街中にハングルで書かれた看板が増えてきます。
通りにはキムチの香りが漂い、行き交う人々の会話に韓国語が聞こえてきて、中国に居ながら韓国に居るような不思議な感覚に包まれます。
おしゃれなカフェもたくさんあります。話題の韓国発のデザートカフェや、人気の韓国スイーツ店も賑わっています。
コリアンタウンでの楽しみのひとつは、食品探しです。大きな韓国食品スーパーがいくつもあります。店内には、韓国でしか手に入らない各種キムチや韓国のり、調味料、スナック菓子、インスタント食品などが所狭しと並んでいます。中国や日本では、なかなか手に入らない韓国の食材もたくさんありますので、お土産探しにも最適です。
韓国街の最大の魅力は、何と言っても本場の韓国料理が楽しめることです。
今回訪れたのは韓国焼肉店です。韓流スターたちのポスターが貼られ、流行りのK-POPが切れ目なく流れる店内は、若い中国人客たちで大賑わいです。どうやら中国の芸能人も通っていると言うことで、大人気になった店のようです。
10分ほど待たされましたが、先に着くなり、まずは白菜やナムル、大根など、お決まりのキムチが何種類も置かれます。もちろんおかわり自由です。
そして、テーブルの鉄板に火が入ると、次々に料理が運ばれてきます。
上海の韓国街の焼肉は、日本のものとはまた違った味わいがあります。特におすすめはサムギョプサルです。厚切り豚バラ肉を鉄板でカリッと焼き、いろいろな種類のキムチや野菜、秘伝のタレと一緒にサンチュで包んでいただきます。豚の旨みがとろけ出して舌を刺激します。
海鮮チヂミです。エビやイカがゴロゴロ入っていて満足度が高いです。海鮮チヂミは、やはりこのタレが決め手です。ピリ辛で美味しくいただけます。
締めは定番の石焼ビビンバです。店員さんがかき混ぜてくれます。コチュジャンとおこげの何とも言えない風味が口いっぱいに広がります。
今回は焼肉でしたが、コリアンタウンには伝統的な韓国食堂も数多くあります。参鶏湯、チキン、冷麺、チゲ鍋など、本格的な韓国の家庭料理が楽しめます。オーナーは韓国人が多いので、もしかしたら本場ソウルよりも美味しいかもしれません。
お腹がいっぱいになった後は、韓国スーパーで袋麺やお菓子など、大量に買って帰ります。これで数ヶ月は韓国の味を楽しむことが出来ます。
上海の韓国街では、中国語ができなくても、英語や日本語が通じる店も多いです。最近では日本語メニューを用意している店も増えていますので、言葉ができなくても安心です。
上海観光の定番コースからは少し外れているような気もしますが、上海の国際的な一面を感じることができ、韓国料理や買い物が楽しめる、とてもユニークなエリアです。上海旅行に訪れた際には、ぜひ一度足を運んでみてください。


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